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2001年5月の Favorite !! は

益子焼き





4月末、栃木県益子町へ行きました。益子町周辺出身の知人に案内していただき、 素敵な焼き物をたくさん見てきました。益子焼きは素朴でぼってりとした厚みがあり、その 暖かみが魅力です。値段もピンきりですが(人間国宝の作品はうん100万もしたりします!) お手頃価格の普段使いのものも多く、一日中歩き回って素敵な器をいくつか買ってきました。
私が行った益子焼きのお店と、買ってきた器(半分は母の買った物ですが・・)をご紹介します。





益子の街とお店
私の行ったのはゴールデンウィーク前の平日でしたので、どのお店もテントを張ったり器を 並べたりと、とても忙しそうでした。観光客はほとんどなく、とてもゆっくりと街を見て歩くことが できました。

【益子焼窯元共販センター】

共販センターは、一番大きな益子焼きのお店です。益子焼きバスツアーなどではこのお店が 必ずコースに入っているようです。私が行ったのはゴールデンウィーク前の 平日でしたので、数台のバスがほんの一時来ただけで、あとはとても空いていました。
共販センターの中の様子。
選びきれないほど、たくさんの器があります。
【ヤマニ大塚】

共販センターの近くにあります。一番最初に入ったのがこのお店と このお店がやっている食堂だったので、こちらのお店では一番たくさん 買い物をしました。食堂で出している器もすべてこの店内で揃えられていました。また、 益子町の店の閉まるのは早く、4時過ぎには店じまいが始まって5時にはだいたい どのお店も閉店してしまっていましたが、このお店は5時過ぎまでやっていましたので 一番最後にもまた寄って、ゆっくりとショッピングできました。
ヤマニから歩いて1分ほどのところにある、ちょっと若向きのモダンなお店です。(店名を 忘れてしまいました・・)ディスプレイがとってもおしゃれにされているので、 どれも素敵に見えます。
お店ごとにさまざまな趣向を凝らしているので、町並みを歩いて見るだけでも楽しいものです。 それぞれのお店で少しずつ置いてあるものが違い、雰囲気もさまざまです。
【壷々炉(こころ)】

喫茶店を併設したおしゃれなお店です。こちらのクリームあんみつは とっても甘かったです・・・。食べ終わってすぐにコーヒーを追加で注文しました(笑)。 こちらのお店もディスプレイがとても素敵で、あんみつやコーヒーが来るあいだに店内を うろうろと何度も見に行っていました。





益子の器たち
一日中歩き回って、山のような数の中から見つけた宝物の器たちです。

ハンドメイド風のそばちょこです。
ひとつひとつ違うかたちだから、なんともいえない味があります。
ふたばの絵が描かれた夫婦茶碗です。
やさしい色合いと柄に一目で惹かれて購入しました。
湯冷まし以外にもおひたしや薬味入れとして使えそうな器と、角砂糖などを入れる持ち手つきの器です。
見えづらいですが、上から見ると三角形をしています。サイドには麦の絵柄が描かれています。
一輪挿し。
愛らしいころんとしたかたちです。猫のおもちゃにされそう・・?
花柄の大鉢です。
けっこう大きく、深いので、煮物などを入れるのによさそう。
盃がちょっぴりゆがんだようなかたちと数種類の色の塗り薬が芸術作品風の器です。
スパゲッティを食べるのにちょうどいいくらいの大きさの平皿です。
どっしりと重たく、ごつごつとしています。
やわらかい絵柄が気に入って買った中鉢です。外側にも内側にもトウガラシが描かれています。
シンプルで素朴な風合いのマグカップです。
普段使いのお茶碗と湯飲みです。

注:ほとけ様用の器ではありません(笑)ウチの父と母が使っています・・・。








お恥ずかしい話ですが、益子町へ行くまでは益子焼きのことをほとんど知らず、それほど興味も ありませんでした。しかし、街を訪れてたくさんの器を見ているうちにすっかり益子焼きファンに なってしまったのです。益子の街は右も左も焼き物ばかり。いくつものお店をはしごしてものすごい数の 焼き物にふれ、半日も歩いていると目も肥えてきてだんだん自分の好みがはっきりしてきます。 益子焼き、と一口に言っても本当に様々な色、形、模様があります。膨大な器の中から自分の 好みのものを探し出すのは、宝探しのようでとても楽しかったです。機会があったら またぜひ訪れてみたいものです。



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