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2001年8月の Favorite !! は

猫の本



オーストラリアの猫の絵本

昔から猫が好きです。
本物の猫はもちろん、猫の人形、猫のポストカード、猫の本など、猫グッズの前は素通りできません。そんな私が今まで買った猫に関する本の中でも特に気に入っている小説や画集など、猫に関する書籍をご紹介したいと思います。






猫びより

(株)日本出版会社より発行されている季刊誌です。
本屋さんのペットコーナーには猫の雑誌がいくつもありますが、その中でもこの雑誌はちょっと特別な雰囲気があります。写真が多く、しかもどの写真もとてもナチュラルできれい。サブタイトルに「ちょっとお洒落な 大人のねこマガジン」と銘打っているだけあります。
この「猫びより」私が気に入っているところは、いわゆるブランド猫よりはその辺にいるちょっと汚れた、でも自由気ままに生活している猫に多く焦点をあてているところです。これぞ猫!という猫らしいにおいのつまった、通むきの雑誌ではないでしょうか。

Curious Cats

ニューヨークのメトロポリタン美術館のショップで見つけた本です。
もちろん全部英語で書いてあるので詳しいことはよく分からないのですが(汗)、どうやらメトロポリタン美術館所蔵の美術品の中で猫に関する作品ばかりを集めた本らしいです。そしてそれらの作品にはひとつひとつ、昔の詩人が書いた猫の詩を当てはめてあります。詩も全部英語なので細かいニュアンスなどは私には分かりませんが、マザーグースなどの韻を踏んだ楽しい詩が載っているようです。


CAT

『2001 年 4 月の Favorite !!』でもちょっとだけ紹介した、クリバンキャットの画集です。
皮肉とユーモアのセンスにあふれたクリバンキャットの世界、これはもう下手な説明より「百聞は一見に如かず」です。

夏への扉

ロバート・A・ハインラインの有名な SF 小説です。
「ボクの飼っている猫のピートは、冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。かれは、数多いドアの中の、少なくともどれかひとつが、夏に通じていると固く信じているのだ――」
冷凍睡眠で猫のピートと一緒に未来にタイムスリップするという SF 冒険小説です。未来、といっても舞台は 2001 年、ちょうど今この時代に主人公のダニイは冷凍睡眠から目覚めるという設定になっています。
書かれたのは 50 年ほども前の作品ですが、季節的にも時期的にもちょうど今がぴったりの小説ですね。

海ちゃん

動物写真家の岩合光昭さんが飼っていた「海(かい)ちゃん」の写真とお話です。
海ちゃんの成長、子育て、自然の中での生き生きとした生活ぶりが岩合光昭さんの写真と岩合日出子さんの文章で綴られています。木に登り、草原を走り、6 回のお産をした海ちゃん。猫らしく生きて幸せな一生だったのだなぁ、とちょっとうらやましいです。

ニッポンの猫

こちらも岩合光昭さんの本です。題名の通り、ニッポン全国各地の猫の写真集です。たくさんいらっしゃる写真家の中でも、岩合さんの撮る猫は文句なしにすばらしいと思います。 狭い猫道をくぐり抜け、うす汚れて日なた臭い猫のにおいまでもが伝わってきそうな「猫」たちの写真集。猫好きの中でも私のようなノラ猫好きには本当にたまらない一冊なのです。









猫のどんなところが好きですか?
私は、猫の日なたくさいにおいが好きです。草むらを走り回り、おなかに“バカ”と呼ばれるくっつく草をたくさんくっつけて歩いている猫や、道路でさんざんごろごろして白い毛が灰色になってしまっているような猫のにおいはたまらなく大好きです。
でも、もっと言うと本当はどんな猫でも好きなんです。きれいな猫も、汚い猫も、寝ている猫も、食べている猫も、けんかしている猫も、歩いている猫も・・・。





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